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執筆者の写真原圭佑

青葉市子“Luminescent Creatures” World Premiere

更新日:10月27日

10/26 ICHIKO AOBA “Luminescent Creatures” World Premiere @人見記念講堂へ行ってきました。

※この公演は大阪と東京の2公演なので、多分ネタバレになっても大丈夫だとは思うのですが、念のため曲名は伏せますが、演出のお話もするので気になる方は、どうぞお気を付けて。


数年前に青葉さんの音楽に出会ってからずっと大好きで、楽器を作る時に聴いたり、ロージングのデザインを考えるのに煮詰まった時に聴いたらアイデアが浮かんだこともありました。

最初は「月の丘」という曲で大好きになった記憶。

澄んだ歌声とクラシックギターの優しい音色、青葉さんにしか出せないその空気感は唯一無二だと思います。

いつか生歌を聴きたいと思っていて、そんな中今回のライブの事を知りました。しかも10月26日…私の誕生日。これは行くしかないとおもってすぐに抽選に応募して見事当選しました。


この日が本当に待ち遠しくて…開演前は何故か緊張してました。

バンドの登場、そして青葉さんが登場して最初の声を聞いた瞬間、彼女の世界へ入り込みました。

1部は既存の曲だったこともあり、大好きな曲が2曲続けて演奏されて、YouTubeに上がっているMilton courtでのあの2曲(順番は逆だけど)が演奏された時は流石にうるっと来ました…しかも同じくストリングスとの共演ともあって本当に感動しました。青葉さんのライブはいつか見たいと思っていながらも出来れば弦楽隊がいるMilton courtのような公演を見たいと思ってました。それもあって今回の公演は完璧でした。

1部が終わった時、はぁとため息が出て休憩時間ながらも動けずその場で物思いにふけっておりました。

2部は今回のライブの目玉でもある来年リリースされるアルバムの曲を(全曲って言ってた気がする)やりました。前半は続けて歌メインというよりかは青葉さんのアンビエントな雰囲気。後半は圧倒されました。色とりどりの流星群の様な光の演出を背に演奏が始まると、まるで宇宙空間にいるような感覚に陥りました。ライブって普通舞台上は暗い事が多いと思うのですが、青葉さんの場合はそうだとしても、曲によっては木漏れ日溢れる午後の空間を感じたり、海を感じたりと、直接目にする情報とは異なる風景を脳内に流してくれます。

さて、その光の演出は数曲に渡り行われたのですが、驚いたのは、演目の何曲かはコンサートなのだから歌、演奏がメインのはずが、演奏がBGMに自然と変わっていた気がしました。これはもしかしたら失礼な表現なのかもしれませんが、私は全くそんな意味合いではなく、演奏が演出に寄り添うパフォーマンスに凄いと心を奪われました。その後青葉さんの歌が前面に帰ってきて、そのまま終焉へ。アンコールはありませんでしたが、こんなに美しいコンサートは初めてみました。舞台袖へはけていく青葉さんのお茶目な動きがかわいかったです。終演後もしばらくその場から動けませんでした。

青葉市子さん、バンドメンバーさん、演出、関わったスタッフさん全てに感謝を申し上げます。

おかげで大切な誕生日になりました。


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