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執筆者の写真原圭佑

SSシリーズ

こんばんは!

ここの所、先月仕入れたハーディングフェーレ3本の修理と新作の仕上げに奮闘しておりました。

昨日、やっとひと段落して、今日はもう何だか疲れがドッと出た感じがします。

でも早速、新作のハーディングフェーレに向けて動き出しております。



仕入れた3本の内1本は早々に予約されていた方の元に旅立ちました。

残りの2本は今週いらっしゃる方の選定のご予約。

気に入って頂けると良いですが、こればかりは相性など好みもありますから当日のお楽しみですね。

修理はかなりやることがあり、また日本のこの気候に慣れてもらうために時間を取って、弦を張っては調整を繰り返しました。そのため毎日付きっ切りで作業していた記憶があり、結構つかれました~。ただ予想に反してと言いますか、期待以上に音がよくてびっくり!安堵しております。


新作の方は4+4の共鳴弦付フィドル。最近僕はこれらの楽器をSSシリーズと呼んでます。

Sympathetic Strings(共鳴弦)の頭文字から取って、シンプルに呼んでます。

5弦+5弦をビオラ、フィドル1本ずつ、5弦+4弦のフィドル1本を過去に作ってきましたが、今回は色んな細かな問題に直面しました。作って気付く作る際の注意点が色々発見できて、とてもためになりました!問題はもう解決してます♪

なるほどー!と、こういう学びはいつも必ずノートにまとめて次に活かします。頭で考えていても実際に作ってみないと分からないものなのです。


で、今回の課題?というか目標は、以前ヴァイオリンをネックだけ付け替えて作った4+4のフィドルの先に行くこと。

結果は…ばっちりでした!共鳴弦もしっかり活きてて、弾いていて気持ちが良い♪

やはり一から共鳴弦を鳴らすために作られた楽器はしっかり応えてくれますね。

それが確認出来て満足です!


今日、いつもお世話になっている東京のヴァイオリン店の職人さんが遊びに来てくださいました!

試奏して頂いたら、「普通のヴァイオリンにはない響きがあって良いですね♪」とおっしゃって頂けて、すると、「これ、うちのお店に飾って置いたら、興味ある人が試奏して面白いかも!」

と仰ったので、あ、確かにそれは面白そう…クラシック界隈の方が、この楽器をどう感じるかとても興味あるんですよね。そこのお店用に一本作ろうかな?と本気で考えてます(笑)

まずはオーダーを作らないとですけどね♪


この楽器は売らない!って言っていつもそういう楽器ももらってくださる方がいるのでうれしいのだけれど、手元に残しておかないと自分が宣伝も弾く事もできないので、これは売りません!売らないからね…多分(笑) この楽器で色々遊びたい!

試奏にご興味ありましたら、ご連絡を♪



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